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空き家を放置する理由で多いのは?不用品回収でスッキリしましょう

空き家はなぜ放置されてしまうのでしょう。日本で増え続ける空き家事情を知って、国内で起きている問題を見ていきましょう。そこからご自身の空き家の利活用についてもぜひ検討してみてください。

住宅自体が劣化していることや設備・道具のふるさも確かに空き家を放置してしまう理由になっていますが、放置しておくと、さらに劣化してしまいお金をかけて解体するしかなくなってしまいます。

使い道がない・物置としておいておきたい・・・と先送りしてしまうより、ぜひ残置物やそのままになっている不用品を回収処分して不動産物件として売却するなり解体して利活用を考えるなり手を打ちましょう。

空き家が放置される理由

国土交通省が行った調査によると、空き家を放置してしまう理由のうち、とても多いのが「物置として必要」という意見でした。その中身は、利活用としてなにかに使おうとしても「更地にしたところで使い道がない」「住宅として質が低い」「借りる人、買い手がない」という状況が理由としてあるとのことです。

  • 物置として必要
  • 更地にしたところで使い道がない
  • 住宅として質が低い
  • 借りる人、買い手がない

空き家を手にする経緯は、ほとんどが親からの相続です。相続で結果てきに親の持っていた不動産やもともと住んでいた実家を相続して、解体も利活用もできないまま放置してしまうということが多いです。

 

空き家を手に入れる経路

空き家を手に入れる経路

相続がダントツで多く、新築や建て替え・中古住宅購入など売買によるものが続きます。

空き家を解体しない理由4つ

  • 解体費用をかけたくない
  • 労力や手間をかけたくない
  • 特に困っていない(だから出費をしたくない)
  • 取り壊すと固定資産税が高くなるしその後の使い道がない

空き家を解体しない理由は主に4つですが、基本的にお金が絡んでいます。解体しないとその土地を利活用できないほか、解体するだけで大きなお金がかかってくるからです。

一旦解体まで進むかというと、解体まですると今度は固定資産税が高くなるというデメリットがついているので、労力や手間をかけてまで高い税金を払う状況をつくるくらいならこのままでいいという人が多いのが現状です。

そのため表向きは「特に困っていない(=だから出費をしたくない)」という考えでストップしてしまうのかもしれません。

空き家を解体しない理由にはこのような「お金がかかる」という状況が影響しています。

空き家解体のための補助金が「空き家対策総合支援事業」として、空き家の除却や活用をする自治体への支援を行っています。年末年始など親戚が集まったときにぜひ対策を話し合ってみてはいかがでしょうか。

空き家を売却・手放さない理由4つ

  • 売却するにも劣化しているので住宅として質が低い
  • リフォーム費用をかけたくない
  • 好きな時に利用や処分ができなくなる
  • 他人に貸したくない

空き家を売却しない・手放さない理由も解体しない理由に近いです。売却するにも劣化しているので住宅として質が低いし、いざリフォームして売却するにもやはり工事費用がかかります。

他には先祖から伝わる大切な家・土地なので他人に貸したくないという感情的な理由もあります。高齢の方にこの「貸したくない」という気持ちは強いかもしれません。

売却するために住宅を手直しするのにお金がかかるけど、そのお金を渋って利活用しないままだと住宅自体がどんどん劣化してしまいそれこそ解体しないといけない状態になると本末転倒です。

御存知の通り住宅自体は人が使わないとそれだけ劣化するスピードも早いので、ぜひ早めに手を打ちたいところですね。

空き家管理の面の不安なこと

空き家を管理する側の不安なこととしては、ダントツで「住宅自体の劣化」が挙げられます。

部屋や壁紙の腐食・建物自体が倒壊する可能性や、草木がぼうぼうになって必要になったときに除草作業からはいらないといけないなど、長い期間管理せずにいることで悪化してしまう状況のことですね。

「住宅の腐朽、破損の進行」が58.0%でダントツです。また、「樹木・雑草の繁茂」も41.9%と高い数値になっています。

管理されていない物件に不審者が入り込む不審者の侵入や放火の心配や、自身・豪雪などによる損壊・倒壊といったことも心配ごととして大きいです。特に北海道は2021年から2022年にかけて記録的な大雪に見舞われ、積雪による屋根の破損などが多く起こりました。(PDF

その他害虫の発生や野良猫などの集中・地域の景観への悪影響などはあまり考慮されていないほか、心配事はないという回答も2割にのぼっています。

空き家法で問題が対処された例は14万件

2015年の5月から始まった空き家法が動いて以降、問題が対処された例は14万件になりました。

市区町村がこれまで把握した管理不全の空き家は累計約50万戸。うち、空家法に基づく措置や市町村による対策により、除却や修繕等がなされた空き家は14万戸。(142528件)

市区町村の取り組みなどで除却や家の修繕などで管理不全だった空き家が改善された例が122929件、特定空き家として対処されたものが19599件。あわせて142528件です。それでも依然として空き家は増え続けています。

空き家に残る残置物・生活用品・家財道具などをまるごと「不用品回収」を行い、できるだけ早めに不動産物件の解体・売却を行ってスッキリしましょう。架け橋では遺品整理・生前整理から空き家の不用品回収まで行っております。ぜひご検討ください。

まとめ

  • 空き家が放置される理由は物置として必要だったり更地にしたところで使い道がない、住宅として質が低い、借りる人、買い手がない
  • 空き家を解体しない理由4つとして、解体費用をかけたくない・労力や手間をかけたくない・特に困っていない(だから出費をしたくない)・取り壊すと固定資産税が高くなるしその後の使い道がない
  • 空き家を売却・手放さない理由4つとして、売却するにも劣化しているので住宅として質が低い・リフォーム費用をかけたくない・好きな時に利用や処分ができなくなる・他人に貸したくない

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